2月22日「ちいきのなかま」では理事会を開催しました。

常に一番のテーマは「子どもと家族支援」について。理事の皆さんに事業の現状を報告しました。

今回の理事会の重要なテーマは2024年度の事業準備の進捗の確認と基本理念の確認です。

業務に追われる日々、それなりの成果も評価していただいているなかで、大事にしたいのは理念です。

なぜ私たちは子どもと子育てを支援するのか、さらに産前産後のケアの充実に取り組むのか、なぜ「みんなの実家」事業を通して地域にアプローチするのか…。一番は「子育ての負担感を軽減すること」それは、子どもの育つ環境がよりよくなることを願うから。この社会が子どもを大切にして育む力をもつために、私たちは地域にも働きかけを広げていこうとする。思いのある個人や組織と連携していく。ひとりの力は弱いけれど連帯すれば強くなれると思うから。

理事会に向けた準備の中で、さらに理事の皆さんとの対話の中で、自分たちの立ち位置を確認できました。

事業の効率化やデジタル化に伴い理事の世代交代の提案もありましたが、変化の時だからこそ、土台である理事会の変革は現場の変化を支えた後に、という事でお願いしました。時代の変化に戸惑いつつ、今の理事のメンバーで暫く活動をささえます。文責:事務局長 守永 惠

今回の参考文献は以下。

○神話的時間  鶴見俊介著 熊本子どもの本研究会

○マザリング 現代の母なる場所  中村佑子著 集英社

○「家庭」の誕生  理想と現実の歴史を追う  本多真隆著 ちくま新書