お産体験をシェア(シニア版)
「与えられたから与えることができるケアする人の当時者研究」
2018年3月に19名の子育て中の女性のお産体験を記録した小冊子「お産体験をシェア」を発刊して4年。
この本を原点に、私たちは「産前産後家事サポート」の事業化や、コロナ感染拡大に伴い始まった「佐世保市育児等支援サービス」の受託に取り組んでまいりました。
また、以前より受託運営している「ファミリーサポートセンター」は、コロナ禍で預かり先がない親子の「最後の砦」と言われるほどのに重要な子育て支援策の1つになっています。
いずれの事業にとっても不可欠なのは「人」です。この冊子は今、広義の意味での「ケア」に取り組まれている方々の30~60年前の出産、子育て経験や、子ども時代の経験を聞き取りまとめています。
この冊子は、いくつかの目的があって作成しました。
ひとつの目的は、過去の地域の子育て環境を知ることでした。(中略)広い意味で「子育てを知る」ことで、今ワンオペ育児で追いつめられている人たちが少し楽になればいいなと思っています。
もうひとつの理由は、少し複雑な理由です。が、端的に言うなら、「おせっかい」な気持ちです。子どもや子育て家庭のご家族に、今の人が孤立してしまう環境が人間の育ちにとって望ましくないこと、安心安全のコミュニティで子育てすることの大事さを提案したいと思っています。
(「はじめに」より抜粋)
発行日:2022年3月31日
編集・発行:特定非営利活動法人ちいきのなかま
頒価:1,320円(税込)送料は当法人で負担いたします。
*購入希望の方は下記のフォームにてお申し込みください。折り返しメールにてご連絡いたします。
この冊子は「(公財)県民ボランティア振興基金支援事業」の助成を受けて作成しました。